静電セパレーター
静電コロナセパレーターは、金属(良導体)と非金属(不良導体)を分離します。例えば、ケーブルスクラップの銅線と被膜との分離、電子機器スクラップからの金属と非金属の分離に用いられます。
静電セパレーター ESCI型 乾式(有効幅:1500mm、3段式タイプ)
細粒の金属と非金属の選別を可能にしました!
- 用途・使用条件
- 動作原理
- カタログ・図面
- 見積依頼
<用途>
①樹脂コーティングされた鋳物砂とアルミの切粉。
②破砕品や鉱物中の銅・アルミの回収。
③鉱物中のジルコン・ルーチン・イルミナイト・タングステン等の選別。
④廃家電・廃OA機器中の重金属回収、樹脂とラミネート金属の選別。
<使用条件>
①分離可能な粒子のサイズは約0.1mm~5mm。
②湿度が分離効率に大きく影響するため、湿度は50%以下の環境が望ましく、選別品が乾燥していることが必要になります。
③ハイポニック減速機を使用し、コンパクトに設計しました。
<動作原理>
フィーダーで原料を均一にアース接続された回転ドラムへ供給。ドラム表面に送り出された原料はコロナ電極を通過し、電界電極へ送られ、高圧コロナ電界により静電気を帯電します。
帯電後、良導体は急速に電荷を失い、回転の遠心力でドラムから飛ばされます。一方、不良導体は電荷を保持しているためドラム表面に付着しながら回転し、ゴムスクレーパーで強制的に掻き落とされ分離されます。
混在エリアの混合物を2回、3回と処理するためにドラムの段数を増やして選別精度を向上させます。